プロジェクトの計画を立案するとき、達成すべき目標に対して、どのような活動が発生するかは、WBS(work breakdown structures)に基づいて構成され、それにも基づいて詳細な日帝計画が作成される。そのため、計画された作業を割愛することは、普通、ありえない。それが可能になるのは、計画立案時点で、詳細が分からないため、「念の為に」組み込まれていた作業が、プロジェクトの進捗に従って、「不要な作業だと判明したばあい」に限られる。その場合、プロジェクトの責任者達は、この事実をしっかりとレビューし、前もって、計画の変更を決めなければならない。作業実施のちょくぜんに、作業実施の取りやめが決まること自体、異常な状況が発生していると考えるべきであり、プロジェクト全体のスケジュール見直しを検討すべきであった。そのためには、問題を組織の上層部へ報告し、対応策の案を提示して、決裁を仰がなければならない。そのような、正式な手順がふまれていたとは、考えにくい。